皆様こんにちは。
本日は「みんなで大家さん」の分配金停止について感じたことをお伝えします。
大きくニュースに取り上げられていたたため、
内容についてはご存じの方も多いのはないでしょうか。
端的にお話すると成田案件でお金を集めていたが、上手くいかなかったという事です。
そしてお金がなくなり他商品の分配金も出せなくなった、といった状況でしょう。
多数の解約が殺到しており、投資家は解約したくてもできない状況とのこと。
HPを見ていましたが個人的に成田案件は夢がある商品だと感じていました。
事業性や利回りうんぬんは一旦おいておき、成田開発というワクワクする将来性を感じさせるものでした。
問題点は案件の内容が全く進展していないこと。基本的に早く開発を行い商業ビルを建てるなど収益を生まなければ赤字のままです。何もしないまま集めたお金が増えることは決してありません。そこをグループ会社に貸したことにして収入があるようにしていましたが、実際に別資本の借り手がいなければ続くはずがありません。
昨年行政処分があり、業界内では厳しいのではという見方が強まっていました。
そんな厳しい中、ファンド代表が外国法人が買い取るなんて情報を話している映像が流れ、投資家は少し安心したのかもしれません。真意はわかりませんが、今となっては全て嘘だったのではと感じてしまいますよね。
一部ではポンジスキームと同じだと言われていましたが、そう言われても仕方のない結果です。
投資家を集めてそのお金を分配金にあてるという繰り返しになります。HPを見ると満期となっていて成功している案件は多数あったかと思うので、創立当初は手堅い案件でしっかりと利益を出していたが、意を決して大きい案件に挑戦したが失敗してしまい、思ったように開発ができずずるずると続いてしまっていたのではないでしょうか。最初はもしかしたらそんな気はなかったのかもしれませんが、成田の件は進捗や現状の対応を考えると詐欺だと思われて当然です。
弊社では扱っていませんが不動産の小口化商品のようなものは増えてきており、こういったことでイメージが悪くなり市場の意欲が低下してしまうことは残念です。
テレビCMやネット広告などを出していたとのことで信用してしまった方もいるでしょう。
大手だと安心という印象を持つことは当然です。
成田の商品は利回り7%となっていましたが、正直不動産業界に私にとって高すぎるという感じはしませんでした。この比較的現実的な数字からも興味を持つ人はいたでしょう。
こういったケースは完全に騙す側が悪いです。誰かを裏切って稼ぐなんて間違っています。
ただ、残念ながらいつも時代も投資詐欺は常に世の中に存在しています。
楽して儲かるなんてことはあり得ないんです。
とりあえず投資に失敗したからお金を返してほしいと言っても、それは無理です。
絶対安全な投資をしたいのであれば銀行へ1,000万円まで預ける(預金保険制度)、国債を買う(中途換金しない)というものぐらいです。リターンは少ないですが、元本保証があります。
リスクとリターンは同じ割合です。リターンが高いものは必ずリスクが高い。
少しでもリスクを減らすために情報を仕入れることを怠らず勉強して知識武装を行い、上手くいく方法を見極める必要があります。
不動産に限らず投資で成功している人は勉強熱心です。知識は必ず武器になります。
学びを忘れずに事業に取り組みましょう。

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