この問題は札幌や北海道だけではなく、東北などでも問題になっています。
実際に人的被害が報告され、至急対応しなければいけない問題でしょう。
しかしながらハンター不足や法整備の問題など。。。なかなか難しいのも事実です。
すぐに解決できる問題ではなく、時間がかかることが想定されます。
札幌は自然豊かな都市です。
南区・中央区・西区・手稲区・清田区などは山が隣接しています。
そもそも数年前に東区の街中に熊が出没したケースもあり、最近も東区の河川敷で熊を見たとの通報があったようです。
川沿いに移動するケースがあり、札幌市内は大きい豊平川や石狩川などがあり、
どの区で熊が出没してもおかしくないのかもしれません。
この200万人弱の北海道最大都市でそのような状況だと住民はとても不安に感じます。
私は不動産業者なので今回はその観点から考えますが、
現段階でこの問題による賃貸物件の大きな変化はないものと感じています。
山の付近は比較的戸建てエリアとなっております。
賃貸物件が多くないため、「恐いので引っ越したい」という気持ちにはならないでしょう。
そいうった意味では戸建て需要には少し変化が起きるかもしれません。
お子様がいる家庭では登下校など心配になります。学校選びに学歴や風土だけではなく、エリア特性の面も大きな要因になっていくかもしれません。
今後の行政の対応により、数年後の熊との共生状況が変わることで需要の変化が訪れます。
こういったことは賃貸物件でも起こりえることです。
人口減少、大学移転、駅の廃止、バス路線廃止、工場建設、大手企業撤退など、エリア要因というものは常に変化していますし、変化して当然です。
札幌市内では南区の人口が減少しています。そもそもエリアが広いという点もありますが、地下鉄がないエリアは厳しく、バス本数の減少、降雪が多いことも要因の一つでしょう。
1972年に札幌オリンピックがあり、真駒内には選手村のため当時造られた五輪団地というものがありますが老朽化しています。たった50年という月日で大きな変化をしているということを強く感じます。
近年では千歳の半導体、北広島のエスコンフィールドなど、大きく市場が変化しています。
今後の時流を読み許容できるリスクをある程度設定しながら不動産投資を行うことをオススメ致します。収益不動産の投資分析などお気軽にご相談ください。
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