私は不動産業界にて長く働いてきましたが、少しずつ広告媒体の流れが変わってきていることを肌で感じます。
私が19年前に入社した当時は雑誌で探す事が一般的でした。
そもそも事務所にパソコンはお部屋を検索する用の1台のみで、自分でPCを買いました。。。笑
お客様は雑誌を見て気になった物件があると掲載元に電話をして、店舗に足を運んで実際に営業マンと内覧をして、お部屋が気に入れば申込書に手書きで記入。そして審査が通過すると契約に進み、そこでも手書きと押印が必要、最後にまた来店して頂き鍵渡し、という流れでした。
駅の周辺に何店舗も不動産業者があったのは、ふらっと探す人がいたり、他のお店で気に入る物件がなかったから店頭POPなどを見て来店される方がいるためでした。
そこから少し時代が変わり不動産検索サイト(スーモやホームズなど)で探す事が一般的になり、気になった物件をお客様自らピックアップをしてお問い合わせフォームから連絡をするようになりました。
現在はそこから一気に時代が進み、気になった物件があれば物件名を直接インターネット検索し、何か問題がないか、少しでも安く紹介してくれる業者がないか、室内の細かい写真や動画があるのかなどを自分で調べ、実際に部屋を内覧せずとも申込をする方が少しずつ増えています。
そして電子契約というものが徐々に普及しています。申込書・契約書などはWeb上にて完結、重要事項説明もオンライン重説として行うことができるよう法律も整備されました。
この20年間で世の中の全てが変化していますが、不動産業界も同様に変わり続けています。
そこで物件オーナー様にとって重要になるのが、
まかせている管理会社が自分の物件をどこまでPRしているのかです。
ユーチューブなどは無料でHP上に残しておくことが可能です。
満室になったとしても次に空く時のためにも映像は残しておく必要があります。
時代は写真ではなく動画に変わりつつあります。
まかせている管理会社は建物の動画撮影などを行っておりますか?
ユーチューブやSNSなど積極的に活用されていますか?
いつの時代も変化を敏感に察知し行動する方がいい結果を生み出しているように思います。
私は本が好きなので多数の大家さんの本を読んできました。
それぞれの時代に合った戦略をとっていて、とても勉強になります。
しかしながらそこで勘違いしてほしくないのは、全く同じ行動をしても成功は難しいということです。その時代には成功していたことが時代の変化で難しくなります。
利回りが一つの例です。新築物件は資材・人件費・土地の高騰により年々利回りが低くなってきています。昔の同じ目線でいても物件は購入できません。これは中古も同様です。
それでもいつの時代も上手く不動産経営を行っている人はいます。
物件購入する際にはしっかり分析を行うことが重要です。
リスクを考え負荷をかけ、それでも納得できる収入があるのかどうかを見極め、
投資分析に理解のある不動産屋をパートナーとして一緒に成長していくことが不動産経営の成功への近道だと思います。

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